前回の続き。。

どれだけテンションが上がったのか一瞬で身支度終了。

ロビーに下り、ホテルのボーイさんを見つけた瞬間
言いだしっぺの「I先輩」がダッシュ気味で動いた。


I先輩「アイ ゴー ソー〇ランド!!マッサージ!!」
   「タイレディ、ビューティフル レディ!!!」


超剛速球のド真ん中ストレートだw


真後ろに立っていた俺はちょっと恥ずかしくなり
思わず苦笑いで顔を反らして失笑してしまったが
このI先輩の行動力は後々に大活躍するため
今となっては感謝しかない。

こんななのに半笑いの若いボーイさんは
俺達を客としてキチンと対応してくれた。


「あぁ、マッサージパーラー(MP)ね。555」
「今タクシー呼んでやるから待っててや。555」


みたいなことを言っていると「M先輩」が通訳したが
俺達は意思が100%伝わってるのかどうか半信半疑で
ソワソワしながらホテル玄関前で一服しながら待つ。


(-。-)y-゜゜゜


約10分後、ボロッボロの ’’赤&青ツートンカラー’’ の
タクシーが1台、エントランスに入ってきた。


ボ・ボボォ~~ッ(低音)


ボーイ「さあ、これに乗って行くんだ」


こんな怪しげな汚いタクシーで大丈夫なのか?
と言う不安はあったが、もう後戻りできない。

俺達が乗り込むと対応してくれたボーイさんと
タクシーの運ちゃんが窓越しに何やら会話を始めた。

行先でも説明しているのだろう。

その話が終わるとボーイさんが俺達に向かって
笑顔で「エンジョイ!」と送り出してくれた。

ボーイさんが左手の甲に右の手のひらを合わせて
パンッパンッパンッ…と音を鳴らしたのが印象的。

俺は思わず親指を立てて笑ってしまった(笑)

ジェスチャーって世界各国共通で分かりやすい。

国は違うと言えど男同士、興味のあることは同じだ。


初バンコクの夜。。

3人だけでタクシーに乗る。。

これだけでドキドキだった。。



エンジン部からキュルルル・・と異音のするタクシー。

日本のタクシーしか乗ったことない俺にとって
タイのタクシーは下記の様な第一印象で鮮烈だった。

絶対に純正ではないシートは所々をガムテープ補強。
ルームミラーには昼間に見た花輪がぶら下がっている。
天井には ’’おまじない’’ のような落書きがあり、
助手席に乗ったM先輩の前のダッシュボードには
お守りのようなものが何個も張り付けられている。
マフラーの音も絶対にノーマルじゃない重低音。

運ちゃんは一応襟付きシャツこそ着ているものの
プレートに挟んだ身分証明書の写真は全く違う人物。。


タイのタクシーってこんななの?


道中、英語で「どこから来たんだ?」と話しかけられ
「ジャパン。。」とだけ回答したが、あとは沈黙。。

運ちゃんは永遠とエアコンの吹き出し位置を
微調整しているのが何とも不気味だった。。

(まさかっ、睡眠ガスを俺達に浴びせてる。。?)
(まぁ、そんなことはないだろうけど。。)
(今後もひとりではタクシーに乗れないなぁ 


タクシーは10分程度走ったところで停車。


案内されたのは『PLAZA』と言う場所だった。


運ちゃん「さあ、着いたぞ」
    「あそこが入口だ」

M先輩 「お、OK」
    「I先輩、着きました。降りますよ」

I先輩 「ほぇ〜。。なんか豪華なところやな」

運ちゃん「おいっ、ココで待っててやるよ」
    「お前たちタイ語が出来ないみたいだしな」
    「どうせ帰りの足も無いんだろう?」

M先輩 「OH! サンキューベリーマッチ!」


見た目とは裏腹に意外と優しい運ちゃんだった。


そしてもちろん今からは俺達だけの行動。。

勇気を出すしかないっ!


重い大きな扉を開け薄暗い店内に入った


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