前回の続き。。

’’駐在員’’ って一体何なんだろう??

聞いたことが無い言葉だぞ?

しかし世間知らずの俺達でもだんだんと理解し、

’’就職した会社の命令で海外赴任している人’’

だということが判明した。


なるほど、そういうことなのか。。


そう、ズバリ俺の勤める会社は田舎者の集まりだ。

創業60年と歴史があり、国内取引先こそ多いが
直接的に海外とは全く何の接点も持たない企業。

プライベートでも海外に一度も行ったことが無い
なんて人間も決して珍しいとは思わない県民性。

ビザって何だ?クレジットカード?。。のレベル。


そこにいきなり ’’駐在員募集の通達’’

そりゃあ戸惑うよね(苦笑)


そして何故に ’’募集’’ なのか?

この時は何の違和感も持っていなかったが
何故に他の一般企業のように会社側からの命令
半強制的に現地出向とならなかったのか?

駐在先はタイランド。

もちろん会社側は一般社員への発表前に水面下で
独自に選出した何人かに声を掛けていったようだが

「絶対にタイに行かなければならない場合
 直ぐに退職届を出しますよ?いいですか?」

と、こんな回答ばかりだったからだ。


会社は希望退職者を募り、予定人数を達成していたが
絶対に残って欲しいデキる社員も数名辞めており、
逆に使い物にならないお荷物社員は残るという
典型的な悪いほうの状態に陥っていた。

もちろん工場の生産能力が圧倒的に落ちているため
これ以上の人員流出を少しでも避けたい考え。

会社はバブル崩壊後に倒産こそは間逃れたが
給料カット・昇給なし状態が数年続いており
会社の将来性のなさ、自分自身の将来の不安から
誰しも退職(転職)のきっかけを探してる状況。

会社側もかなり慎重になっていたのだ。


俺は「K美」とは ’’子供が出来てから’’ 上手くいかない
なんて紹介したが、この ’’安月給や将来性のなさ’’ が
喧嘩や不満の原因になっている部分もあると思う。

ある程度お金に余裕ができると心にも余裕ができる。

それはビックリするような大金じゃなくても良い。

お金があれば自然と喧嘩も減り、不仲も改善され
新婚当初のような幸せな夫婦生活が送れるはずだ。

これは俺の体験談であり、間違いないだろう。。

俺もこの会社を辞めて少しでも給料の良い会社に
転職することを考え始めていた。


もとい。。

駐在員になると家族も親戚も友達も居る日本を離れ
行ったことのない外国で1~3年の駐在生活。

他の家庭は俺たちの様な仮面夫婦ではない。

幸せな家庭の方ならばきっと辛い思いをするだろう。

もちろん会社側の役付きはそこそこ手当をもらって?
強制的に出向となるだろうが俺達一般従業員レベルは
買収された直後で駐在の条件も悪く(不明確内容多数)
会社側と、こう着状態が続いてる。

誰ひとりとしてタイに行きたがらない。


全社員に ’’向上心’’ は全く無かった。

会社内でタイ駐在員というババ抜きをしている感覚。


絶対に引きたくない、引く可能性があるなら
このゲームを降りる(会社を辞める)

ほとんどの社員がそんな風に笑い話にしていた。


「雇われてるんじゃない、仕方なく居てやってるんだ」


買収されて資金繰りは少し落ち着いたのだろうけど
俺達一般従業員からすると以前と何の変わりもなし。

’’倒産 = 路頭に迷う’’ が一時的に回避できただけで
俺達の会社に対する気持ち、会社の雰囲気なんて
そんな直ぐ変わるもんじゃあないよね。


会社のほうが完全に分が悪かった


絶対に海外(タイ)なんて行きたくねぇから。
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